てまべらし

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インカムゲインのようなキャピタルゲイン

インカムゲインのようなキャピタルゲイン

 

セミリタイア時におけるペーパーアセットによる投資収益において私が想像する上で理想的な形。

 

キャピタルゲインインカムゲインのような安定した利益を出すことを意味している。

 

キャピタルゲインとは売却益のこと。

 

インカムゲインとは配当金や分配金のこと。

 

資産形成期にはバイアンドホールド戦略が望ましい。

 

要は買ったら売らないのがベターということ。

 

だから、キャピタルゲインも資産形成期には必要のないものだと考えている。

 

なのでキャピタルゲインのメリットデメリットについてはここでは書かない。

 

かわりにインカムゲインについて書いていく。

 

インカムゲインのデメリットは2つある。

 

配当金・分配金を得る際に強制的に税金の20.315%を納めなければならないこと。

 

配当金・分配金の金額を自分で決められないこと。

 

以上の2点だ。

 

 

資産形成期はなるべく多くのお金をリスク資産で運用するほうが合理的だ。

 

配当金・分配金も結局、再投資する形になるのだから税金分の20.315%は無駄としか言いようがない。

 

2つめのデメリットについてだが、投資先によってはいきなり配当金・分配金を減らされるリスクというものが存在する。

 

投資家であるあなたの思惑など関係なく、減配は突如としてやってくる。

 

つまり、

資産形成期においてインカムゲインを目的とする高配当株や毎月分配型投資信託への投資は不合理であると言わざるを得ない。

 

にも関わらず配当金・分配金を多く出す投資先は人気者だ。

 

人気なのには理由がある。

 

とても感情的で単純な理由だ。

 

安定した収入が増えていくように感じるから。

 

それだけだ。

 

しかし、この効果は絶大だ。

 

努力がすぐにフィードバックされているように感じることができるからだ。

 

投資をしたらした分だけ配当金・分配金は増えていくのだから。

 

しかし、それは視覚狭窄を生む。

 

高配当株なら株価を見なくなり、また、毎月分配型投資信託なら基準価額を見なくなるだろう。

 

目的が資産を増やすことから、配当金・分配金を増やすことへと目的が変わっていることにすら気付いていない。

 

高配当株や毎月分配型投資信託への投資を例えるならば、

 

ATMにたくさんお金を預けて、毎月ATMからおろす金額を少しずつ増やしていくようなもの。

 

資産を増やしたかったらインカムゲイン目的の投資はすべきではない。

 

毎年、できれば毎月、さらに欲をいえば毎日、安定した利益はほしい。

 

そんな欲望を本質的に叶えるのは高配当株への投資でも毎月分配型投資信託への投資でもない。

 

叶えるためにはシャープレシオの高いポートフォリオへの投資であり、アセットアロケーションの勉強でもある。

 

より多くの資産をより早く得るためには自己投資がかかせない。

 

資産が少なければ少ないほど知識と工夫は必要になるのだから。